はじめてこのページをのぞいた人へ。
(1997.4.14 水道橋博士)
ようこそ。
皆さんは、インターネットって好きですか?
オレはそれほど、面白いとは思わないんだけど。
いきなり、水を差すようで、悪いんだけど、
あんまし、ハマんないんですよ。
確かに、「インターネットは からっぽの洞窟だった」
って言うほどではないにしてもね。
まあ、例えて言うと、オレにとって、
いきがかりで出会った女性と、いざナニしてみると、
思うほど、気持ち良いわけじゃない~感じなのかな。
て、言うとエロエロな思いを満足させたくて、
ネスケ(ネットスケープ)でサイトを覗いている、
根スケなヤカラの一員、だと思われるでしょうが、
それは、また、違うんですよ。
オレはビデオコレクターだから、
エロは上質な映像、充分に満喫してるし。
情報おたく、かと言えば、確かに
活字中毒ではあるけれど、 紙の活字で、もう充分。
それでも、追いつかないほどなんで。
電脳好きかといわれれば、
じぇんじぇん、そうじゃない。
なにしろ、RPGゲームなんて、
一度も終了したことがない。
ワープロでさえ、今まで、3回買って、
3回とも3日で投げ出したほどなんで。
(玉袋はゲーム好きだけど)
昨年、免許証の不正交付で、書類送検されて、
芸能活動の謹慎期間がなけりゃあ、
一生キーボード操作なんて、覚えなかったな。
すごい悪質な犯罪をやったように報道された。
変装免許証の写真を新聞に載せて、
「バカだな~」て笑ってほしい、
それだけで、
マックを始めたわけなんで。
(東京スポーツの一面で目的達成!)
強いて言えば、
コミニュケーション渇望なんでしょうね。
日常生活だけの対人関係の安定に満足できてない。
心理学的に言えば、アンヘドニア?より、
強い刺激に対しての依存症なんでしょうな。
ネットに期待してるのは、
リビドー・オンリーじゃない、
テレクラみたいなもんかな。
芸人なのに。
でも、芸人が、
ホームページなんて、やる必要があるでしょうか?
だいたい、自分のファンクラブの
会報を作ってるバカ野郎みたいで、
どう考えても、かっこわるいよね。
例えば、我々の師匠、ビートたけしは、
ホームページを自分でつくるでしょうか?
答えはもちろん、否であります。
優れた芸人は、
本人そのものが大きなメディアだから。
伝えるべきメッセージや、
他人に見てもらいたい芸、隠し事や本音ですらも
自分の意志でコントロールして、
テレビで伝えていくでしょう。
テレビやラジオで自分の意志の下に遊べる人には、
このようなコミュニケーションは、
不必要だと思うんですよね。
村上龍だってやんないよね。
オレもオレのやることに、
今100万人の読者がいりゃあ、やんない。
こんな小賢しくも面倒なことって、
やりたくないもん。
さもしい。
でも、やるんだよ。
な~んでか?
浅草キッドは、プロの漫才師なんですよ。
でもテレビで
自在に遊べるほどのランクじゃない。
それに、今から、6年ほど前から、
テレビで漫才をやることをやめてます。
放送対応であるとか、
放送サイズのネタってのを、
テレビに合わせてやるのが、
つまんなくなったのが、その理由なんです。
でも、そのまま、
時間を経た結果、一般的には、
浅草キッドという、タレントを知っていても、
客前で漫才の芸をやることを
職業にしていることを知らない人の方が、
圧倒的多数になっちゃいました。
我々のライブの客は、固定された、
東京在住の好事家の集まりになってるような
ジレンマも感じます。
(もちろん、ありがたいことだけど)
わずか、2~300のお客さんのためだけに、
ただ、一回性のネタをかけつづけるってのも、
見返りが小さいとも、思うわけです。
ネタのかけ捨てっていうのもね、もったいない。
でも、客前で、漫才やるのは好きなんですよ。
つまり、新規の客、ファン、
支持者を獲得しようて、ことだな。
これは東京だけに限らずね。
昔、ラジオをやってるときには、
「変人の、変人による、変人のため放送」
って言って
マイナーを売り物にした放送してポシャった。
でも、今や、変人の数を増やすしかない、
と思うわけですよ。
それと、主張だな。
オレも玉袋も自己主張の強いタイプの芸人だから、
「それは黙ってられねぇ」て事が多い。
インターネットのからっぽの洞窟だとしても、
その洞窟に向かって、
「王様は裸だ」
って言わなきゃ気がすまないんだろうね。
これらの理由で、
台本の公開、採録の公表をすることにしました。
テレビで見る、芸人のネタものより、
面白いと自負してます。
でも、生で見る方が、このページ読むより、
100倍、面白いに、決まってる。
て、こんなこと親切に書いてんのも、
面倒なんだけどね。
でも、クールとか言って、顔を隠して、
匿名で、自己顕示欲ないようなふりしてる、
説明過小なページってのも、
僕にとっては、感じ悪いんだよね。
やはり、全裸のむきだしで、
指さされても世間を歩くってのが、
我々の基本だから。
バカは脱いでも治らない~がモットウですよ。
ま、読んだら感想ください。
(読み逃げはすんな!)
個人的にメールでもかまいません。
気がむけば、返事書くようにします。
1997.4.14 浅草キッド・水道橋博士
「浅草キッドって何をしている人?」
というアナタは ↓ をどうぞ‥‥ |
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